世界3位となる中国の大手通信機器メーカーHuawei社は、ブロックチェーン技術を用いたP2Pのコンテンツ配信ネットワークに検証機能を追加し、特許の出願をしている。
ブロックチェーンによる通信事業への応用
高機能携帯電話を低価格で製造販売することで知られているShenzen社は、世界一の安全性能を誇るスマートフォン「SOLARIN」の開発実績を持つSirin Labs社と協議を進めている。
この協議の関係者は、Huawei社がSirin Labs社のオペレーティングシステムSIRIN OSについて、ブロックチェーンを応用に強い関心を示している。
すばらしい協議がSirin Labs社とHuawei社の間で締結されました。ブロックチェーン技術をより多くの人にもたらすことに関しても議論を行いました。
ブロックチェーン技術に関して、スマートフォン事業への応用は今後幅広く展開されていくだろう。
Huawei社では、ネットワーク上のアクティブデバイスを記録するためにブロックチェーンを活用し、元帳上の特定のデバイスに関連付けられた固有のキーを生成することで所有権の証明を行うことを可能にしている。
また、Sirin Labs社では、ブロックチェーン対応のスマートフォンをリリース予定である。この「Finney」はおよそ$1,000価格になり、すでに25,000台の予約注文があった。
Finneyの最も魅力的な機能は、、スマートフォンにコールドウォレットが内蔵されることだ。コールドウォレットは、仮想通貨の安全性をオフラインで実現するために使用される。ウォレットに保存された資産は、法定通貨に変換することもできる。
Huawei社の携帯電話は、類似した機能を提供する可能性が高いが、より低い価格帯で提供される可能性が高い。Huawei社は、いくつかの通信技術分野で大きな地位を占めており、また国内の一般消費者にとどまらず、ヨーロッパでの展開も目指している。両社間の協議はまだ予備段階にあり、関係者によれば現時点でまだ合意に至ってない。