メッセージアプリ「LINE」を運営するLINE株式会社は、韓国にブロックチェーン事業を行う子会社としてアンブロック社(Unblock)を設立することを発表した。アンブロック社は、ブロックチェーン技術とLINEの様々なサービスの融合を目指すという。
発表によると、LINEのモバイルプラットフォームを担当する子会社のLINE Plus社によって”トークンエコノミー”を立ち上げることも目指している。同時にLINEの仮想通貨に関するサービスはモバイルアプリを運営するLINE Pay社を通して提供される。
3月末には、LINE株式会社は野村ホールディングスとの提携も発表した。両社は共同出資し、新会社であるLINE証券を5月に設立する計画を進めている。同社ではLINEのプラットフォーム上で、株取引や投資相談を可能とするサービスを提供する。
LINEは韓国の検索大手であるネイバー社(Naver)が所有しているが、韓国ではカカオが競争相手となる。そのカカオ社も3月にブロックチェーン技術に関連する事業を行う子会社設立を発表した。同社は新しい事業計画として「カカオ3.0」を発表し、アジア市場向けのブロックチェーン・プラットフォームである「グランドX」を開設することを明らかにしている。