PayPalが仮想通貨取引速度を高速化するシステムの特許を取得

PayPalは2016年8月30日にライトニングネットワークと非常によく似たシステムの特許を出願し、仮想通貨取引を高速化する新しいプロトコルを開発している。先週公開された特許では、トランザクションを高速化するためにブロックチェーンの外部に秘密鍵を転送する新しいシステムを詳細に述べている。

米国の決済処理子会社でも、仮想通貨に関する新しい特許提出のために動いている。米国特許商標庁に提出したアプリケーションは、仮想通貨取引における処理時間を大幅に短縮すると主張している。

PayPalはユーザーエクスペリエンスを向上させてクレジットカード決済との競争力を強化したいとしている。

多くの取引において、10分の待ち時間が支払い人や受取人にとって長すぎるため、仮想通貨ではなく従来の支払い方法を使用することが選択されてしまう。このような問題で、仮想通貨には大きな利点があるにも関わらず、採用がされないでいる。したがって、迅速な仮想通貨取引システムが必要とされる。

決済の遅延がビットコインの最大の批判の1つとなっている。仮想通貨は決済手段ではなく、単なる資産に変化してしまった。

ライトニングネットワークは、オフラインでビットコイン転送を実現する1つの方法で、開発者は1秒あたり何十億ものトランザクションを提供する可能性を秘めている。プロトコルは現在展開中だが、サービスに高度な導入が見られる場合、ビットコインの採用が主流となる可能性は、はるかに高くなるだろう。

 

出典” https://www.newsbtc.com/ ”