マルタやジブラルタ、リヒテンシュタインなど仮想通貨にオープンな法整備を整えている国がある一方で大多数のオーソリティは未だ懐疑的な姿勢を示している。バークレイズと取引のあるコインベースのような大手でもない限り英国の銀行は仮想通貨事業者に対して冷ややかだ。
Bitcoin.comの報じたところによると先日英国在住のとある男性は突如自身の銀行口座が凍結されたという。彼は長年仮想通貨業界に携わっており、マイニングもしてきたが全て合法的なものであり逮捕歴もない。
私のクライスデール銀行の口座は何の警告や説明もなしに突然凍結されました。最終的に支店長には「貴方のような人物とこれ以上取引する事は出来ない」と言われました。
その男性がコールセンターに問い合わせをしたところたらい回しにされ、最終的に支店長に合う事が出来た際には「あなたの入出金履歴を確認した結果”このようなタイプの人物”に対してこれ以上ビジネスを続ける事は出来ない」と言われたという。幸運な事にこの男性の預金は最終的に新たに作った別の銀行に送金された。
このようなケースは特別ではない。以前とあるビットコイナーが突如家宅捜索を受け家が差し押さえられるというニュースもあった。
この一件を受けて仮想通貨系の各掲示板は炎上。「自分の資産を自分でコントロールしなければならない」、「これだから銀行に預けるのは危険だ」とビットコイナー達は彼らのイデオロギーをより強く認識する事となった。オーソリティとの軋轢はまだまだ続くようだ。
(引用:bitcoin.com)