膨大な量のビットコインが一つのウォレットに集まっている事がBABIファイナンス(中国)の解析により明らかになった。
BABIファイナンスがビットコインのソースを分析したところ、先月中国の取引所HoubiおよびHaobtcから約2万ビットコインの大規模な借り入れがあり、その背後にあるアカウント(1KAt6STtisWMMVo5XGdos9P7DBNNsFfjx7)を発見した。
(画像:雪花新聞)
このアカウントの人物は3月25日以来ビットコインを買い続けており、総額は9万ビットコインを超える。現在の価値にして700億ドル以上の価値だ。BABI Financial Staticticsによるとビットコインの相場が下落する際にはこのアカウントが安値で莫大な額の注文を入れていた事が関係しているという。
(画像:BABI caljing)
現在このアカウントのウォレットはビットコインのネットワークにおいて6番目に多くビットコインを保有する。上位5位がまでが全て取引所だという事を考慮すると、取引所以外では世界最大だ。
アカウントの正体は不明だがトラッキングの結果からほぼ中華系で間違いないという。額によらず世界中どこでも誰でも匿名のウォレットを作れる事は良くも悪くもビットコインの特徴だ。
この報道を受けて、大口顧客が長期で買い占める事は「正のシグナル」だと見るアナリストもいるが、額が多き過ぎる事から市場への影響が未知数だと警戒する投資家もいる。
一体誰が何の意図を以てこれ程の額のビットコインを買い占め一つのウォレットに集めたのかは今は未だ知る由もない。中国のネットでは「ジャック・マーじゃないか」、「習近平かも知れない」といった様々な憶測が飛び交い騒然としている。
(参考:雪花新聞)