3日、エストニアの仮想通貨取引所DXエクスチェンジが来週からセキュリティトークンの取引を開始する事が、明らかになった。
DXエクスチェンジは、法定通貨と仮想通貨の両替だけでなく、アップルやフェイスブックなど、ナスダック上場企業の株をトークン化して発行する(セキュリティトークン)サービスも開始するという。
同社のプレスリリースによると、セキュリティトークン化する株式は、アップル、フェイスブック、テスラなど、ナスダック証券取引所に上場しているハイテク企業の株式で、そのセキュリティトークンの価格はその株式と連動する。
DX.ExchangeのCEOダニエル・スコロンスキー氏は、株式をトークン化した市場の形成は、数多くの仮想通貨取引所が乱立する中で、差別化が期待できる、と語る。
また、同社の利用するシステムは、キプロス証券取引所の監督下におかれ、EUの規制に準拠して運用されるほか、ナスダックの監視ソフトウェア「SMARTS」を利用する事で、市場操作などの不正な取引を監視するという。
株式のセキュリティトークン化により、24時間365日、世界中どこからでも、取引市場の垣根を超えて取引ができるようになるため、株式の流動性の向上、株式市場の国際化などのメリットが期待されている。
(参考記事:セキュリティトークンが世界に与えるインパクト)