米国、中国、ロシアの新たなる冷戦が深化する中で地政学的なリスクから金に資金が流入するという予測もあったが、世界銀行は2018年の一期にベストパフォーマンスを記録した金の価格は2018年内に更新される事はないという見解を示した。
半年毎に発表される世界銀行のレポートによると2018年の貴金属物価指数は4%上昇しておりそのうち金は4%、プラチナは6%の上昇だった。銀は2017年の同期にくらべ僅かに上昇しているが投資に対する採掘量が減少している事が要因だと言う。
同レポートによると下半期の金の価格上昇率は3%に留まりトレーディングレンジの域を超える事はないという予測をした。上昇要因として深刻化する地政学的リスク、インフレーション、ドルの弱体化を挙げ下降要因として株式市場の成長、経済成長率を挙げている。
(参照元:世界銀行)